ドル円 最短8月末まで下値余地
ドル円 一目均衡表(日足)分析
●ドル円は、12/28安値140.20からの上げは、日足先行帯を突破、強気転換の後、
円キヤリートレードによる円売りが進展、161.95(7/3)まで上値を拡大したが、
当局の介入を機にトップアウト、
12月からの上昇トレンドの下値を規定してきた「下値支持線(点線)」、
および「日足先行帯」を割り込み、基準線/転換線が陰転、に加え
(当レポートが重要視する)遅行スパンも26日前の日足を割り込み、
「三役陰転」となって、12月からの上昇局面一巡のシグナルが点灯した
●当面のポイントは、節目の155円、
割り込むと、153.65(12月からの上げに対する38.2%押し)
次に151.07(同50%押し)および、151.53(200日移動平均)が重なる
151円台に向け下値余地が拡大する
●上値は、これまで下値抵抗となってきた先行帯が上値抵抗ゾーンとなって上値を規定するが、
仮に先行帯を超えても、終値で、「157.33(転換線)―158.59(基準線)」を
明確に突破しない限り、再度の強気転換は確認できない
●ドル売りの主因である円キヤリートレードの巻き戻しは、依然道半ばとみているが、
来週7/30-31の日銀金融政策決定会合前後で、
株価が一息入れれば、クロス円も下げ一服となる可能性あるが、
時間面からは、ドル円は、最短、次なる4ヶ月サイクルボトムの、
8月末/9月初(7/12レポート参照)まで下値余地を残しており、
仮に下げ一服となれば、そこは、基準線/転換線をバックに戻りは売りとなろう。
2024年7月24日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。
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