新型肺炎で株急落 海外から見れば「中国も日本も同じ国」
今、中国の旧正月である春節に入っています。大勢の中国人が海外旅行する時なので感染拡大の可能性が高い状況です。特に中国株は下落しやすいのですが、海外からすると日本は中国と同じような国に見られているため日本株も下落の影響を受けやすいです。
相場はこのような情報を取り込むのが早いです。一般の人より投資情報を得ている人の方が先に大切な情報をキャッチしやすくなりますし、社会情勢などの情報を得るために投資情報を得ている人は案外多いです。激動の時代は情報のアンテナを高くしておくと良いです。
激動の時代の特徴は次の3つです。そのひとつが想定外の災害なので、防災の視点も大切です。
- 金融危機再燃
- 戦争
- 想定外の災害
そもそも広義の富の概念は「自分自身が富」なので身を守ることはとても大事です。
投資も防災も基本は同じで「準備しておくこと」「恐れないこと」「大衆心理にならないこと」です。大衆心理になると常に損をすることになりますが、事前にきちんと準備しておけば恐れることなく、大衆心理にならずに適切に対処できるようになります。
パンデミック(広範囲の流行)になると人は死の恐怖を感じ、大衆心理となりパニックから不適切な行動を取りますが、これは投資の心理と同じです。相場では、暴落の最後の大きな下げ(セリングクライマックス)で買いポジションを持っている人は死の恐怖を感じ大衆心理になります。その時が大底になるような絶好の買いチャンスでパニックになり、全部売るのです。投資も防災も、まず準備することは正しい知識を得ることです。
日刊ゲンダイWEB版にも掲載