なかなかドル安にならない理由
1.ドル安と思っている人が多いのでドル安にならない
米国は極度に金融緩和しているため、(一般的にはお札を印刷しているという表現をしています)ドル下落方向なので、多くの人がドル安方向と考えますが、相場は、皆が同じ方向と思っていると反対に動くという性質があります。
皆が同じ方向と思っている段階で、売りポジションが構築され終わるからです。
2.世界で、ドル保有・ドルのタンス預金が増えている
今、世界のお金持ちがドルに換金して保有していく方向です。ドルのタンス預金も多いと思います。
金融危機・経済危機がくると新興国通貨は暴落するので、それに備えてドルに換金する動きがでてきます。特に、香港のお金持ちは、香港ドルを米ドルに両替をしていると思いますので、ドル買い需要は大きいです。
金(ゴールド)価格も急騰しているので、ドルの信認は落ちているもののドル買いも多いということだと思います。
中国の食料危機
現在、中国では豪雨が続き、河川や湖の水位が過去最高を更新しており洪水被害はまだまだ拡大中です。大陸の川は、海にたどり着くまでに、日本の何十倍もかかります。
都市を水害から守るために農耕地地域の堤防を爆破し、作物の被害が特に拡大しています。洪水被害拡大の一方で西南地区では、酷い「かんばつ」も同時に起きています。
バッタ(イナゴ)も発生しているので、中国の食料不足は大きいです。
中国のような、貧しい層が多い国の場合、食料価格が上昇すると国家転覆にもつながるので、中国情勢は危険度が高まっています。
特に中国の場合、天変地異は、「国のトップが悪いと災害が起きる」という考え方をする傾向があるようなので、転覆しやすいです。
食料価格上昇方向から穀物価格上昇方向なので大豆、小麦が押し目買い継続です。
静止チャート https://www.tradingview.com/x/ttQUolBA/
リアルタイム https://jp.tradingview.com/chart/gU2jMlhV/
本記事はイーグルフライから一部抜粋しています。