公開日 2022年2月16日

ウクライナ問題 プロと個人トレーダー視点の違い

ウクライナ問題について、ファンドマネジャーと個人トレーダーの視点の違いをまとめました。
ウクライナ問題 プロと個人トレーダー視点の違い

昨夜、下記の報道がでて、リスクオフの巻き戻しでクロス円が強含んでいます。


ロシア西・南部軍管区の部隊は15日に演習を終了した後、基地への帰還を開始すると、インタファクスが国防省を引用して報じた。ロシアとベラルーシは19日に実弾訓練を実施する。ベラルーシでの演習は諸外国の駐在武官に公開される。ロシア軍はほぼ全ての軍管区で一連の演習を実施しており、艦隊も参加している。
Bloomberg


ドル円は115.60円に反発。豪ドル円は82.65円に上昇。

「今回のウクライナの問題は、アメリカのプロレスである。散々やるやる詐欺を繰り返し、恐怖感とテーパリングを利用し株価下落調整をする。そして仕上げに和平を材料に、株価を押し上げというシナリオにみえるがどうでしょう」といったご質問をいくつかいただいています。

基本僕も同じ考えです。というかでした。

今回の件は、今年11月に行われる米国中間選挙にむけて、バイデンの支持率が急激に落ちているからだと想定しています。

イラク戦争時のブッシュのように、ウクライナ戦争で支持率アップを狙いたいバイデンは、ウクライナを守るための「正義の戦争」に突入し、低い支持率を上げて11月の中間選挙に突入しようと考えているだけだと考えています。

そのため、ウクライナ問題が燻っていても、先週金曜日のロンドンタイムまでは、リスクオフのポジションに加えてユーロドルのlongももっていました。

ただ、先週の金曜日に、ホワイトハウスが、ロシア侵攻の可能性が高まっているとの報道をします。

僕は依然として侵攻の可能性はわずか5~10%しかないと想定しています。

ファンドマネジャーならどう考える?

ただ、顧客のお金を預かっているファンドマネジャーはどう考え、どのように行動するのでしょう?

ファンドマネジャーもウクライナ問題は単なるプロレスとし、侵攻の可能性は低いと思っているマネジャーが多いと思います。

ただわずか5%でも2%でもいいのですが、実際に侵攻すれば、顧客はどう思うでしょうか?

世界中、誰でも知っているウクライナ侵攻の問題を無視して、リスクオンのポジションをもって大きな損失を被ったとすればそのファンドマネジャーに再びお金を預けようと思うでしょうか?

答えはNoですよね。そのため、多くのファンドマネジャーは、わずかな可能性であったとしても、ロシア侵攻が現実になったときのことを想定してトレードをします。ロシア侵攻があれば、もちろん、欧州に多大な影響を与えます。

そのため、僕は不本意ながら、先週の金曜日にユーロドルのlongをカットしています。

本当にロシアがウクライナに侵攻するのであれば、ECBのタカ派スタンスにも関わらずユーロを売らなければいけなくなるからです。


西原宏一のシンプルトレードで配信した内容から抜粋しています。

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プロフィール

西原宏一

西原宏一

元外資系銀行チーフディーラー。 エフピーネット(株)インベストメントアドバイザー。 株式会社CKキャピタル代表取締役・CEO。 鋭い視点のファンダメンタルズ分析が強み。

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