インターナショナルスクールの価値は?価値と価格
インターナショナルスクールの魅力
子供をインターナショナルスクールに通わせるか否か、最近は悩む親も多いかもしれません。
なぜ悩むのかといえば、インターナショナルスクールに通わせる、メリットとデメリットがそれぞれあるからだと思われます。
まず、インターナショナルスクールは学費が圧倒的に高いです。
毎年200-300 万平均でするので、小学校6年間だと1200万円以上かかる計算になります。
次に、まだ日本ではインターナショナルスクールが、学校としては認められていないためことです。
仮にインターナショナルスクールの学校を卒業しても、学校の卒業資格を得られないことです。(とはいえ、最近は英語力で入れる高校、大学もあるため、ここは工夫次第でなんとかなるところでもあります)
出典:http://tokyois.com/new/
文化の違いの問題もあります。外国人と一緒に英語に囲まれて育った子が、その後、日本の学校に転入して馴染めるのか、という問題があります。
しかし、それらを踏まえてもインターナショナルスクールが魅力的なのは、英語教育の充実にあるといえます。
仮に、毎日の授業を6時間、週5回とすると、週30時間、平均すると大体約月120時間英語に触れる時間が得られることになります。
言い換えればそれに毎年200-300万払っていると考えると、価値と価格の計算がわかりやすくなります。
基本的に語学は費やした時間と能力が比例する分野と言えます。
言い換えれば、基本的に誰でも時間をかければ身につけられる分野ということです。
日本人にとって英語を話せる人は限られますが、アメリカ人が英語をほぼ全員話せるのは、アメリカ人が日常的に英語を使うからです(その逆も然り)
従って、インターナショナルスクールの本質的な価値というものは、英語が話せるアメリカの子供達と同じような環境を、日本でも提供する、というところにあります。
英語を取り巻く環境の変化
一方で、週30時間というのは、やろうと思えば家庭内でもできる時間ともいえます。
例えば、両親、もしくは片親が英語が話せる場合、家庭での会話を全て英語にすれば、時間だけはカバーできる計算になります。
家庭で英語が話せる人がいない場合、インターネットがなかった時代では、ネイティブの英会話講師などに頼む必要があったかもしれませんが、いまはYouTubeなどでもいくらでも無料でネイティブの英語に触れられる機会は得られます。
YouTubeや洋書などを駆使すれば、少なくとも読み書きとヒアリング能力はかなりコストを抑えて学習することも可能といえます。
つまり、TOEICやTOEFL程度の試験が目的であれば、充分独学で対応できる時代でもある、ということです。
また、最近では日本でもこれまで中学校からであった英語教育が小学校からでも教えられるようになりました。そうしますと当然、英語に触れる時間自体は増えます。
ただし、日本の場合、ネイティブのような発音ができる教師はほとんどいないため、変な日本語英語の発音が染み付く可能性や、中途半端なカリキュラムで時間だけ費やしても、ちゃんとした英語が身につかない可能性は大いにあるでしょう。
結局ネイティブでないと、機微に触れるようなところや、最近使われるような英語を教えることは難しいです。
また、いくら日本で英語を教えるようになっても、生徒は基本的に日本人ばかりです。
将来的に海外の大学、大学院を目指すような場合は、多種多様な人が集まる環境に慣れる、という意味ではインターナショナルスクールは最適かもしれません。
なんのためにインターナショナルスクールが必要なのか?
英語の学習のツールが進化している中で、インターナショナルスクールでしか得られないものは何か、目的は何か、そしてそれは1000万円以上の価値があるか、そのように考えると意思決定しやすいのではないでしょうか。
インターナショナルスクールでしか得られないこと
- ネイティブの発音に触れながら様々な学習ができる
- 多種多様な子供達と学び合う場があること
- きちんとまとまった英語の学習時間
英語のツール次第で自習できてしまうこと
- TOEFL、TOEICなどの試験対策
- 日本の大学受験までの英語力
- 英語の読み書き、リスニング
- ある程度の英会話
インターナショナルスクールに通う目的
◯海外に留学をする予定がある
◯ネイティブの発音をしっかり身につけさせたい
△英語を話せるようにしたい
△TOEIC、TOEFLなどの英語試験で高得点を取りたい
△日本の大学受験勉強のための英語力を身につけたい
「価値と価格」を知るシリーズは各分野で最も高価なものを知り、モノの価値とお金に関して気づきを得ることで、より豊かなライフスタイルを得るヒントになればと思っています。
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