バイデン大統領のいらだち
マイクロソフトの決算は問題なく通過
Netflixの決算が衝撃的だったため、マイクロソフトの決算が注目されていましたが、10-12月期は増収増益で問題なく通過。
米マイクロソフトが25日に発表した2021年10-12月(第2四半期)売上高と利益は増加したが、クラウドコンピューティング事業「アジュール」の売り上げ鈍化も明らかにした。同部門の成長が頭打ちしたとの懸念が一部投資家の間で広がり、株価は時間外取引で一時3.5%下落した。
発表資料によると、10ー12月期の売上高は前年同期比20%増の517億ドル(約5兆8900億円)。アジュールの売上高は46%増。アナリストや投資家の最も楽観的な予想では50%以上の伸びが見込まれていた。
10ー12月期の純利益は188億ドル(1株当たり2.48ドル)に増加した。ブルームバーグの集計したアナリスト予想平均は、売上高が509億ドル、1株利益は2.32ドルだった。
出所 Bloomberg
この記事にある「アジュール」に対する懸念で、一時マイクロソフトは下落していますが、
2021年10~12月期決算は、売上高が前年同期比20%増の517億2800万ドル(約5兆9千億円)と四半期ベースで過去最高を更新したため、大きな影響はなし。
注目のFOMC パウエル議長に注目
2月26日終了のFOMC会合では、3月の利上げ開始が示唆されるのはほぼ間違いなし。
ただパウエルFRB議長が50bpの利上げを示唆するかどうかはかなり不透明。
ブルームバーグ・エコノミクスは、パウエル議長がその可能性を大きく扱わないとみているが、議長が会見でどんな言葉遣いを見せるかに注目が集まっています。
また議長は、早期かつ速いペースでのバランスシート圧縮がどういった結果をもたらし得るか、より詳細なガイダンスを提供する公算が高まっています。
バイデン大統領のいらだち
一方、最近のバイデンさんは、あまり余裕がないご様子。
バイデン氏「バカなくそ野郎だ」 FOXニュース記者に暴言
「なんてバカなくそ野郎だ」。バイデン米大統領が24日、ホワイトハウスで、深刻な問題となっているインフレについて質問した記者を汚い言葉でののしった。インフレや新型コロナウイルス対策など山積する課題への対応を批判されて支持率が低迷する中、いら立ちを隠せなかったようだ。
質問したのは政権に批判的な保守系FOXニュースの記者。バイデン氏が出席した経済関連会合の冒頭取材終了後、退出する際に「11月の中間選挙でインフレは問題になると思うか」と尋ねた。
バイデン氏は「いや、むしろ強みだ。もっとインフレでも」と答えた後、記者を罵倒した。
出所 kyoudo
バイデン大統領がインフレに対して余裕がないことを表しています。
FOMCの対応に更に注目が集まります。
注目通貨は?
昨日2月25日の米株は再び反落。Nasdaqは2.3%下落しており、安値での押し目買い意欲は強いものの、上値の重さが目立っています。
米株が乱高下する中、ドル円は113.50円~114.10円での狭い範囲で神経質に推移。
先週からポンドドルのdemarkの日足はカウントダウンを点灯し、下落を示唆しています。
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