経済に関する記事一覧

ドイツは深刻なエネルギー問題に巻き込まれている。ガス不足はいずれ幾分解消されるだろうが、価格は危機前をはるかに上回る水準で推移する可能性があると警告している。

過去のリセッション時には、景気先行指数が下落に転じてから、平均して11か月後にリセッション入りしている。

FRB議長のボルカー手法への突然の変貌に対し、市場の反応は、まるでFRBが1970年代のように行動すると想定しているかのようだった。

日本はロシア依存がさほど大きくないものの、もともとエネルギー自給率が１割程度と低い。政府が進めようとしているのは、「地元の同意」という面でハードルが高く、実現性という面でリスクのある、原発を再稼働、新増設だ。

中東2カ国（トルコとサウジアラビア）の仲介努力を改めて検討し、今後の国際社会への影響について考察する。

介入が長期にわたって為替市場をコントロールできない。来月にも介入点の145円を突破し、150円台をうかがう展開になるだろう。

9月29日、日中は国交正常化50年を迎えるが、昨今の日本は対米従属を一段と深めているし、深めざるを得ない環境を米国が着々と構築している。

ＦＯＭＣメンバーが描くような堅調な景気予想であれば、ＦＦ金利は少なくとも６％以上に引き上げる必要があるだろう。

今回は、実際の「為替介入（実弾の為替介入）と効果」についてドル高（円安）を例にして解説する。

市場関係者の多くはEU経済の動向を分析・予測する際に第一に注目するのがドイツである。ノルドストリームの稼働が再開しなければ、ドイツのインフレは一段と悪化することになるだろう。

金利上昇による株価の下振れ余地は大きい。その半面、実体経済については、年前半の低迷を脱し、ここへきてむしろ復調しつつある。

雇用の強さを維持しながらリセッションに陥ることなくインフレを抑え込むという「ソフトランディング」を実現できる可能性があるのか考察する。

この冬には、おそらく、ロシアからのＬＮＧが止められ、ロシア依存の姿勢を変えていない日本では電力危機が起こるだろう。これが日本経済を悪化させることは間違いない。

景気が悪化してもFRBが簡単には積極利下げに転じないとの観測は、金融市場のセンチメントも悪化させ、大幅な株安、長期金利の低下、ドル安を招く可能性がある。

パウエル議長の楽観的な予測が、あまりにも現実離れしたものであることに、市場は徐々に気づくことになるだろう。

英国が強いスタグフレーションに見舞われる可能性が高まってきた。

景気後退に最も近づいているのは、日本かもしれない。

経済成長が伴わなければ防衛力はいずれ相対的に劣後し、「北半球軍事同盟」国としての責務も果たせなくなるだろう。

ゼロコロナ政策について、米中共同チームの医学的結論は何か。まことに興味深い。

中国の今年の実質GDP成長率は３％台に終わるのではないだろうか。ともすれば、米国をはじめ世界各国のGDP成長率にも大きな影響を及ぼしかねない。そして株価動向など市場にも予想外の動きが出てくるだろう。