ECBラガルド総裁の会見は、欧州復興基金の設立、財政政策との連携に言及
東京時間に発表された中国Q2(4-6月期)のGDPは、前年比で+3.2%と市場予想を上回りましたが、このところの上海株の上昇が急であったこともあり、材料出尽くし反落となりました。
ECB理事会は現状の金融政策を据え置き、その後に発表された米国の経済指標はまちまち、上海株の下落からグローバルで金融市場では調整色の強い展開で引けています。
原油先物が3日ぶり反落、為替市場では主要通貨が対米ドルで反落、NZD(-0.59%)、AUD(-0.53%)、CAD(-0.47%)に象徴されるように資源国通貨が下落を主導しています。
ECBラガルド総裁の会見は、「欧州復興基金の設立、財政政策との連携に言及」、欧州復興基金の設立期待から、EURUSDは昨日高値1.1441まで上伸、その後は反落となっています。
トレードポイント
EURUSDは一昨日3/11以来の高値1.1445まで上伸しましたが、昨日の高値が1.1441、週末を控えた金曜であることを考慮すると、本日は調整色の強い展開かもしれません。
USDJPYは106円台で底堅く推移したこともあり、TC30分でみますと、EURJPYを筆頭にクロス円がややモメンタムがありそうにみえますが、追いかけるほどでもないでしょう。
本日より明日にかけて、臨時のEU首脳会議が開催予定、欧州復興基金の設立向けた議論を再開、市場は早期の合意を見込んでおらず、合意に至らなくても下落は限定的とみます。
7/12のメルマガでも申し上げましたが、合意確率は20%程度、合意となればポジティブサプライズとなります。
EURUSDの大幅下落を見込んでいないこともあり、以下のポジションを継続します。
●USDJPY☆☆☆
ポジション:106.985のショート
ストップ:108.00
●EURUSD☆☆☆
ポジション:1.1325のロング
ストップ:1.1200
現在のポジションサイズ、★★
(★1個で口座内の証拠金使用率が6%)
※TC=TwinCloud、SmartLogicFXのなかで頻用するインディケーター
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