イエレン財務長官で低金利の長期化も
トランプ大統領が新政権への移行容認
すでに、トランプ大統領は、大統領選で勝利したバイデン前副大統領への政権移行を容認、1/20の新政権発足を前に政治空白が生じるという懸念が回避される見通しとなりました。
次期財務長官に元FRBイエレン議長の起用が濃厚となり、低金利を維持するFRBとの連携が強化されるとの思惑もあり、ダウは史上初めて30000ドルの大台に乗せ引けました。
さらに、FRBパウエル議長の任期が4年、2021年末まで残り1年少々となるなか、財務長官に女性を起用することで、今度はFRB議長にブレイナード理事が就任する観測が浮上しています。
ハト派の財務長官にハト派FRB議長の起用⇒低金利や金融緩和の長期化⇒株などのリスク資産への資金移動が意識され、グローバルで株価がコロナ後の戻り高値を更新してきました。
こうしたなかで、為替市場ではリスクセンチメントの一段の改善からドルがほぼ全面安となり、AUD(+0.95%)、NZD(+0.69%)、CAD(+0.60%)と資源国通貨が上位を独占して引けています。
トレードポイント
先月末からの主要3金融センターの株式市場の時価総額の増加幅は、米国が突出していることから、月末に向けたリバランスが非常に気になります。11/27に算出してみますが、おそらく主要通貨に対してドル売りだと思います。
以下のポジションのなかで、GBPUSDのダウンサイドを一旦ヘッジしたEURUSDが不要ですので、1.1890で決済して一旦スクエアにします。
SmartLogicFXより一部抜粋しています。