トランプ関税の日米株価への影響を注視

米ナスダック(週足)サイクル分析

上記のチャートは、米ナスダックの週足である、
●米ナスダックは、20年3月、コロナショック安値6631から、
24年12月高値20204まで、大台一相場10000(9581/10116)の二段上げを達成
(2/26レポート参照)

●ここからの調整は、前回予想通り、重要な下値抵抗の、
40週移動平均及び52週移動平均を割り込み、17.238(3/11)まで、
(前回、24年7月の下げ2963と同値幅の)2966を下げ、
24年8月安値15708からの上げに対する61.8%押しを達成して、
18281(3/25)までリバウンドしたが、18080(52週移動平均)をクリアーブレイクできず
上げ止まった
●当面のポイントは、61.8%押し達成後のリバウンドで、
「18080(52週移動平均)-18530(40週(200日)移動平均)」をクリアーブレイクすれば、
下げ一服/持ち合い形成だが、
週終値で「18080-18530」の上値抵抗を突破できず17000を割り込むと、
次なるポイントの、16769(同76.4%押し)
更には、15708(24年8月)を試すもう一段の値幅調整要警戒となる
●時間面では、米ナスダックは、週足サイクルとして、
2つの14-15週(3ヶ月)サイクルからなる27-29週(6ヶ月)サイクルが
重要な天底を形成、この時間構成が有効なら
●12月高値20204で、大台一相場10000の二段上げを達成したナスダックは、
次なる6ヶ月(27-29週)サイクルボトムの5月まで、依然下値余地を残していることになる
●リスクシナリオとして、トランプ関税によるインフレの高止まりが、
米景気減速の引き金となって、
5月に向け、17000を割り込んでもう一段値幅調整に向かうシナリオには
十分な警戒が必要である
2025年3月28日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。
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