ドル円と米10年債利回り 上値の攻防に要注目
ドル円と米10年債利回りの相関性
●上記のチヤートは、ドル円(ローソク足)と米10年債利回り(折れ線)の週足を
重ねたものである
●両者は、先週、「ドル円148.63円(12/3)/米10年債4.098%(12/6)」を安値に、反転、
●上値のポイントであった「152円(200日移動平均)/米10年債4.2%(75週移動平均)」を
突破「ドル円153.05円(12/13執筆時点)/米10年債4.325%(12/12)」まで上値を拡大してきた
●当面のポイントは、ドル円は、週足先行帯上限(今週153.12円/来週153.79円)の攻防である
●週足先行帯上限を突破できなければ、当面、先行帯内での持ち合いシナリオだが、
週終値で週足先行帯上限「今週153.12円/来週153.79円」を明確に突破すると、
その上、「153.61円―154.82円」(11/15高値156.74からの下げに対する61.8%-76.4%戻り)に向け上値余地が拡大するが、
●FRBが再度利上げ政策に転換しない限り、日銀の利上げ先送りの思惑だけでは、
「11月高値(米10年債4.505%/ドル円156.74)」を超えてゆく新たな強気シナリオは描きにくい
●時間面では、週足サイクルとして、2つのサイクルシナリオがある、
1つは、「11/29レポートの、8ヶ月サイクルシナリオ(現在のシナリオ)」、
今一つは、「10/28レポートの1年サイクルシナリオ」である
●8ヶ月サイクルのタイムターゲットは「(12/23-27)―(1/20-24)」
(11/29レポート参照)であり依然下値余地を残している、
今一つの下記1年サイクルシナリオは、
前回23年12/27から、先週12/3(148.63)まで50週、今週12月第3週で51週が経過、
1年サイクルとしては若干短いが、
来週12/17-19の日米金融政策決定会合後も反騰継続なら、
12/3安値148.63が当面の重要な安値となる
●果たして、メインシナリオの、1月に向けた下げ途上の週足先行帯内での持ち合いか、
サブシナリオの、12/3(148.63)で1年サイクルの安値を確認、
11月高値156.74を試す反騰に向かうか、
12/17-19の日米金融政策決定会合に向けた両市場の上値の攻防に要注目
2024年12月13日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。
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