11月は据え置き?
21日のNY市場では、11月のFOMCが話題に。
アポロ・グローバル・マネジメントのトルステン・スロック氏によれば、「11月のFOMCで金利が据え置かれる可能性が著しく高まっている」としています。
その要因は、米経済の快進撃が続いていることが理由。
経済が成長を続けインフレが再燃する「ノーランディング(無着陸)」シナリオは健在だとの見方。
時々、ご紹介している僕の米国の友人などは、過去数ヶ月の米金利先物市場の利下げの織り込みは極端すぎる。早晩、米金利は反発していると言っていましたが、実際戻してきました。
ただ11月は0.25%の利下げではなく、今度は据え置きと、強気すぎる印象。
先物市場では据え置きではなく、11月はまだ0.25%の利下げがコンセンサス。
最近マーケットのvolatility( ボラティリティ)が下がってきて収益を上げにくいのか、ブレイクさせるためにマーケットの報道も上下どちらとも煽り気味。
トランプトレードも報道が多数ですが、どちらか一方向ではなく、見方がわかれています。自分の友人達も、ドルの行方は不透明だが、トランプになると原油が下がるだろうというのはコンセンサスだと考えています。
では原油の行方に影響を受けるカナダをshort(ショート)にするのがいいかも知れませんが、BOCを控えて今のところカナダはスクエア。
直近のマーケットでは11月の据え置きの可能性がたかまり、ドルは総じて堅調に推移。
ドル円は150.70円に上昇。個人的にはドル円の144~145円では丁寧に押し目買いと考えていましたが、150円を超えてくると152.00円が意識され、ドル円は148~152円のレンジではないかと想定しています。
NZDUSDではドル高が続くものの、ドル円は上げ渋り、結局NZドル円は反落というイメージなのですが、今のところ、ドル円も上がるため、NZドル円は90円台後半で膠着。
中東情勢の進展はないのですが、eurchfはじわじわと値を下げ0.9355まで値を下げてきました。
150円台でもドル円に対して強気になれれば、NZドル円のshort(ショート)にドル円のlong(ロング)を加え、NZDUSDドルのshort(ショート)に変更するだけです。
ただ150円を超えてくるとドル円はレジスタンスが多数。
(1)200 days SMA=151.36円
(2)今年の高値と9月の安値の50%戻し=150.76円
そして
(3)神田ライン=152.00円
現状も50%戻しのレベルで上げ渋っているところ。
そのため、現時点ではドル円が152円を超えて続伸するというイメージを描きづらいためposition(ポジション)は変わらず。
西原宏一のシンプルトレードの一部を抜粋してお届けしています。
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