NZドル円 93円をバックに戻りは売り
NZドル円(週足)値幅 分析
2年3ヶ月サイクルで、中勢一相場12円の五段上げで、
大勢一相場55.83/54.78円の二段上げを達成。
200週移動平均の83円まで急落の後92円台までリバウンドしてきた。
93円を超えれば持ち合いだがドル円が150円-152円を超えて行かない限り戻りは限られる(戻り売り)
上記のチャートは、NZドル円(キウイ円)の週足である、
●NZドル円は、20年3月コロナショック安値59.49円から、
豪ドル円とともに円キヤリートレードが進展、
中勢一相場12円(12.51/11.58/12.80/12.08/11.32円)の五段上げで、99.04円(7/10)まで上げ、
00年10月安値41.97円から07年7月高値97.80円までの上げ55.83円に続く、
09年2月安値44.24円から54.78円を上げ、
●00年10月安値41.97円からの大勢一相場55.83/54.78円の二段上げを達成してトップアウト、
円キヤリートレードにより積み上がったクロス円の投げにより、
83.07円(8/5)まで一気に、15.97円を下げ、
200週移動平均に下値を止められて、92.29(9/27)までリバウンドしてきた、
●当面のポイントは、上値は、92.13(200日移動平均)(表示略)、
92.29(9/27)、92.72(26週移動平均)、92.93(7/10高値からの下げに対する61.8%戻り)
が重なる92円台「92.13-92.93」が強い上値抵抗、
突破すれば持ち合いシナリオだが、
●経済の停滞を背景にNZドル/米ドルは更なる利下げの可能性が残る一方、
ドル円は、150円、から、かつての神田シーリング152円を超え、再度160円に向かう
「円キャリートレード復活シナリオ」は描きにくく、
仮に93円を超えても上値余地は限られる
●下値は、86.26(9/16)が下値ポイント、
割り込むと、再度「84.24(200週移動平均)―83.07(8/5)」を試す、
●83円を割り込むと、79.26-74.59(20年3月安値59.49からの上げに対する50%-61.8%)を
順次試すもう一段の下げ要警戒となる
●時間面では、既報の通り、22年4月高値87.36から117週目の7/10(99.04)で
2年3ヶ月サイクルの中期高値を確認しており、(8/29レポート参照)
時間面からは、再度7月高値99.04を超えない限り、
次なる1年1-2ヶ月サイクルボトムの25年年央まで、
時間調整の「持ち合い」か、200週をクリアーに割り込んで、
もう一段、「値幅調整の下げ」に向かうかいずれかのシナリオになる
●上記分析が有効なら、当面のスタンスは、93円をバックに戻りは売り
2024年10月11日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。
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