いよいよ利下げ 金融危機・株暴落が近い
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米利下げは危険な暴落サイン
2024年9月19日の米FOMCでは米国は利下げを決定し、いよいよ、米国金利・ドル金利は利下げモードに入ろうとしています。
利下げモードに転換していくことで金融危機・株価暴落が近くなっていると判断しています。
2023年02月5日に米国の金利低下は暴落のサインであるという記事を書きました。
https://real-int.jp/articles/1970/
まさしく、ここで書いていた段階に入ってきたのです。
プロが金融危機を認識できない理由の1つ
過去、周期的に発生してきた金融危機はプロも含めて多くの人が予測できませんでした。
平和な平時と金融危機の緊急時とでは前提が全く違うのですが、前提の違いを認識していないからです。
そして、米国の利下げは株上昇だと思っているからです。
利下げは株上昇と思っている理由は教科書にそのように書いてあるからです。
教科書には、
金利上昇は株下落
金利下落は株上昇
と書いてありますが、これは世界が平和の時の動き方です。
前提が違うと、全く反対の結果になります。
過去の例として、リーマンショック後の金融危機がどうだったのかを見ていきます。
利下げで株価暴落
過去のリーマンショックの時もそうでした。
リーマンショックの時は米政策金利が利下げに転じてから株価下落開始・金融危機開始となりました。
米国債とニューヨークダウと日経225の比較を見てみます。
2007年6月12日が10年米国債の金利のピークで
そこからニューヨークダウも日経225も下落開始しました。
最終的に2008年9月15日のリーマンショックで、そこからさらに急激な株大暴落となりました。
現在、米国金利利下げスタートとなろうとしているということは
株価も下落方向となり、しばらくすると株暴落スタート、金融危機スタートの可能性が高まるということです。
利下げと同時に金融危機となるわけではありません。
リーマンショックの時には、利下げスタートから株が下落開始し1年3ヶ月後に急落し、それがリーマンショックです。
利下げでなぜ株下落するのか
現在、米国の景気が良いから米国株が上昇していることになっています。
しかし、実際には、政府が大量のお金をばら撒いていることから株価が上昇していることと、AIバブルによって米国株が上昇しているのです。
景気が良くインフレなのであれば、政府は利上げをするべきです。
景気が良いのに利下げ(金融緩和)をするとなると、「景気が良い」が間違っていたことを認めることになるため、株が下落するのです。
ドル/円や株のポジションにはストップロスを入れておくことを強くお勧めします。