投資で一番大事なことは相場についていくこと
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相場のことは相場に聞け
相場のことは相場に聞けといいますが、これは、
今後の相場がどうなるかは
経済アナリストに聞くのではなく
プロの運用者に聞くのではなく
相場に聞くという意味です。
相場に聞くとはチャートで判断するということです。
つまり、相場はチャ-トが教えてくれるので、チャートから判断すればよいということです。
これは、
相場はどんどん変化していく
その時々に一番美味しい投資先は変化していく
ということです。
この極めて基本的な原則が分からないので多くの人は投資で損をすることになります。
特に日本人は、変化についていく概念がないため、最初に決めた方針を変更できずに損をするのです。
相場についていく
相場についていくとは
波に乗る
風に乗る
長期では時代に乗る
という概念です。
大きなトレンドに乗ると同時に目先のトレンドに乗ることも大事です。
短期でも中長期でも同じ考え方になります。
相場が分からないプロたち
YouTubeのコメント欄に次のように書いてありました。
底で買えといっても今が底なのかプロでも分からない
誰も天井や底が分からないなら投資はしない方が良い
誰も分からないから好きにすればよい
これは投資のプロたちの考え方が「相場は分からないもの」を主張する人が多いことからきていると思います。
興味深いことに多くのプロたちの考え方の基本が「相場は分からないもの」なのです。
相場は分からないものであれば相場・チャートを見ればよいことになります。
ファンダメンタルに依存するのでなく、チャート(=テクニカル)を活用するとよいということです。
頭と尻尾はくれてやれ
「頭と尻尾はくれてやれ」という投資格言があります。
つまり、トレンドの最初の部分と最後の部分を取ろうとするなという意味です。
大底のピークで買うことを狙うな
天井のピークで売ることを狙うな
ということです。
底値圏で買って
天井圏で売れば安全でよいのです。
これは、チャートを見て、
下落トレンドから上昇トレンドに転じたら買い
上昇トレンドから下落トレンドに転じたら売り
と判断すればよいのです。
それでは、具体的には、どういうチャートを見ればよいかということになります。
単純にいえば移動平均線だけでもある程度のことは可能です。
移動平均線はもっともシンプルで基本のチャートです。
30年以上続いた下落から脱却したポイント
次のチャートは日経225の1970年から2024年9月までのチャートです。
真ん中のラインが移動平均線です。
移動平均線の上が上昇トレンド
移動平均線の下が下落トレンド
となります。
〇の部分が移動平均線の下から上に変化した点です。
30年以上続いた下落から脱却し
下落トレンドから上昇トレンドに移行したポイントを意味します。
底を這っている状態が終わって半年くらいで上昇トレンドに転換したことが確認できました。
したがって、大底を狙わずに、移動平均線を越えた〇のところで買えばよいということになります。
簡単に説明すると以上のようになります。
天井圏の場合もこれと同じように考えることができます。
相場についていくのは簡単
このチャートを見て、相場についていくのは簡単だと思ったことでしょう。
高い視点で見ることで、投資は簡単になっていきます。
投資の本質は、相場についていくことであり、本質は実にシンプルなのです。