ドル円 トレンド転換の可能性を注視
ドル円(週足)長期サイクル 分析
上記のチヤートは、ドル円の週足である
●ドル円は、2011年10月75.35円を起点に、翌年12年に発足した第2次安倍内閣の
アベノミックスによる、異次元金融緩和により、
125.86(15年6月)まで50円(50.50)を上げた後、98.98(16年6月)まで半値26.87円を下げ、
その後、101.16(20年3月)を安値に、持ち合い上離れとなって、
151.94(22年10月)まで50円(50.78)を上げた後、
127.21(23年1月)まで(同じく)半値24.73円を下げ、
●ここからの上げは、75円からの、大勢一相場50円の二段上げトップとなる152円どころの
攻防が続いたが、
23年12月安値140.20を安値に、三度目トライで152円を突破、
90年4月高値160.35にツラ合わせとなる160.23(24年4月)まで急騰、
4/29の日銀の介入を機にトップアウト、昨日5/15米CIPの発表を受け再度反落してきた
●時間面では、ドル円の長期サイクル分析からは、
ドル円は、2つの、4年0ヶ月―4年8ヶ月(4年)サイクルからなる
7年11ヶ月―8年11ヶ月(8年)サイクルが、重要な長期天底を形成、
今回も、12年2月安値76.00から8年11ヶ月目の21年1月(102.56)が
8年サイクルの重要転換月となって上げに転じてきたが、この時間構成が有効なら、
●21年1月102.56を起点とする上昇は、4月高値160.23まで、
上昇3年3ヶ月、15年6月高値125.86から8年10ヶ月が経過、
時間面は、上昇3年3ヶ月と8年10ヶ月サイクルが重なる重要な高値の時間帯が経過した
●果たして、4月160.23が当面の重要な高値となるか、
上記分析が有効なら、50円の二段上げトップの152円を突破後の160円への急騰は、
最終局面のバイイングクライマックスということになる、
また時間面からは、日銀の介入がトレンドを転換させたのではなく、
トレンドの転換のタイミングで介入が行われたということになる。
2024年5月16日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。