神田財務官はノーコメント
まずFOMCは予想していたほどタカ派でなかったという印象。
パウエル FRB 議長の会見も無事終了。米株式市場も波乱なく終了。
その後の東京市場までは、流動性が薄いマーケットとなります。
そうした薄いマーケットを狙ったかのように、介入が実施されたようです。
今回も神田財務官はノーコメントですが。
ドル円は一時 157円台ミドルから 153.04円まで急落。
29日も東京市場が休場の薄いマーケットを狙って介入が行われましたが、今回も流動性にかけるシドニー市場を狙った形。
前回同様、欧米勢は介入を待っている形になるため、介入が行われている間は値を下げますが、155円以下は、米系勢、そして中国勢も断続的にドル買いをいれているという噂もあり、あっというまに反発。
一時153.04円まで急落したものが、現在156.00円レベルで推移。
SNBのように通貨高を嫌い、スイスの金利を下げての行動だと、スイス安にもなりますが日銀がハト派なスタンスのまま、当局が何度介入しても、円安の方向を買えるのはかなり困難。
29日の介入は5兆円ほどの規模で2回介入が行われているので、本日早朝は3度目の介入。
今回の介入の規模はどの程度の金額で行われたのかまだ不明ですが、イエレンさんに「介入はまれであるべきだ」と釘をさされているため、この後の介入で最後になるのではないかと想定されます。
そうした思惑もあり、今回の介入は殆ど効いてない展開。
ただ介入が行われている局面では、猛烈に安値を叩いていくため、あっとういうまに4円ほど急落するので、ドル円のトレードはswingではなく、デイトレの感覚になってきています。
デイトレではかなり手数をいれていますが、いつものように介入が入ると値が飛んで間に合わないため今回、swing positionは0.5で増やさず、いったんstopを外しています。
次回もう一度値を下げれば、少なくとも1.00程度にはリスクをあげたいのですが、もう少し流動性が戻るまで待ったほうがいいかも知れません。
西原宏一のシンプルトレードの一部を抜粋してお届けしています。
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