NYダウ 注目すべき市場の値動きとは
NYダウ(日足)短期サイクル 分析
上記のチャートは、NYダウの日足である
●NYダウは、20年3月、コロナショックの安値18213ドルから、
一相場6000ドルの二上げからなる中勢一相場10000ドル(10986/10809ドル)の二段上げで36952ドル(22年1月)まで上げた後、
22年10月安値28660ドルからの中勢三段目は、
一相場7019/7562ドルの二段上げで39889ドル(24年3/21)まで、
11229ドルを上げ、
●20年3月安値18213ドルからの中勢一相場、
10986/10809/11229ドルの三段上げを達成した(4/5値幅レポート参照)
●日足ベースでは、3/21( 39889ドル)を高値に、持ち合いが続いていたが、
次第に頭重く、3月安値38487(3/11)を割り込み38197(4/11)まで反落してきた
これにより、月足ベースでは、11月から先月3月まで5ヶ月続いた、
下値切り上げの連続陽線が途切れ、10月からの上昇局面は、上げ一服となってきた
●仮にこの反落で、38000ドル(2月安値38039)がホールドできないと、
その下36987(10月からの上げに対する38.2%押し)、から、
36104(200日移動平均)及び、36097(同50%押し)が重なる
「36097-36104ドル」に向け、下値リスクが拡大する
●上値は、38984(40日移動平均)を超え、39000ドルに乗せれば、
下げ一服レンジ引き戻しだが、足元リスクは下にある
●時間面では、NYダウは、日足短期サイクルとして、
2つの28-31日サイクルからなる
56-60日(3ヶ月)サイクルが確認される、
今回も、2/16高値から31日目と1/8高値から60日目が重なった3/28(39868)が
3ヶ月サイクルの重要転換日となって下げに転じてきた、これが有効なら
●3/21高値39889からの調整(下げ)は、次なる短期日柄の4月下旬「4/19-25」で
一旦下げ止まるとみるが、
下げ止まらなければ、値幅/時間ともに調整が拡大する、
本格調整シナリオを警戒する必要が出てくる
●果たして、米長期金利の上昇、(または、利下げの後ずれ)が
米株価調整の引き金となるか、
米株調整の「きな臭さを」を、「対岸の火事」と無視する「日経平均」とともに、
米長期金利/日米株価、及びドル円の、4月後半の三市場の値動きに要注目
2024年4月12日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。
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