FRBパウエル議長の議会証言に注目
米株3指数がここまで史上最高値を何度も更新し続け、日経平均株価も4万円の大台乗せの達成感もあり、ビットコインの急落等含め、一時的な調整が進みました。
こうした主要株価指数が高値から10%下落して調整局面入り、20%下落してベアマーケット入りしたわけでもなく、現状はあくまで調整という認識でおります。
本日は金曜の米雇用統計を前にした前哨戦、22:15に2月のADP雇用報告が発表されますが新規雇用の予想は前月比で+15.0万人、景気拡大末期だけに一時のような勢いはありません。
23:00にはBOC(カナダ中銀)が政策金利を発表予定ですが、こちらは5.00%で据え置き予想、無風通過でしょう。
FRBパウエル議長が24:00より下院サービス委員会で半期に一度の議会証言にのぞみますが、通常であれば開始に先立ち証言原稿が配布されます。
3月のFOMCを前に今週金曜(3/9)よりFOMCメンバーが対外情報発信を禁じられるブラックアウト期間に入り、議長の発言が事実上の政策決定に近いものとなります。
何を語るか?すでに何回か展開しましたが、「インフレとの勝利宣言には時期尚早」であり、「高金利の長期化を国民と議員に理解を求める」がメインシナリオです。
あまりに小動きで、ポジションがなかなか回転しませんが、これは致し方ないところです。
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