ユーロドル 1.0400台の下値の攻防を注視
ユーロドル(週足)サイクル分析
上記のチャートは、ユーロドルの週足である
●ユーロドルは、21年1月安値1.2349からの下げは、中勢一相場1200ポイント
(0.1230/0.1147/0.1255)の三段下げで、0.9532(22年9月)まで下げ、
ここからの反騰は、(最適化した)週足先行帯を超え、
1.1275(7/18)まで0.1743を上げ、21年1月高値1.2349からの下げに対する61.8%戻りを達成、200週移動平均に上値を止められて反転
●ここからの下げは、8週ないし10週前後で一旦は下げ止まるかとみたが、
下げ止まらず、今週10月最終週まで、11週連続陰線となって、
3月安値1.0515を割り込み1.0485(9/27)まで下値が拡大してきた、
どうやら、欧州通貨(ユーロドル、英ポンド、スイスフラン等)の
対ドルでの欧州通貨ロングの大口の投げが入ったようだ、
●当面の下値のポイントは、
テクニカル面の最終ラインとなる、1.0452(当レポートが最適化した週足先行帯下限)
の攻防である、
この下げで、1.0452(週足先行帯)と1.0403(9月安値0.9532からの上げに対する50%押し)
が重なる「1.0452-1.0403」がホールドできず、
週終値で、1.0400を割り込むとテクニカル面は再度弱気転換を確認、
●次なるポイントの1.0197(同61.8%押し)から0.9532(9/28)を試す
本格調整シナリオを警戒する必要が出てくる
●時間面では、既報の通り、ユーロドルは、週足サイクルとして、
2つの24-28週(6ヶ月)サイクルからなる51-55週(1年)サイクルが
重要な中期天底を形成、
今回も、2月高値から25週目の7/18(1.1275)が6ヶ月サイクルの重要転換週となって
下げに転じてきたが、これが有効なら、
昨年9/28安値0.9532から今週9/27安値1.0485まで、53週が経過、
時間面は、昨年9月最終週から満1年の重要な中期安値の時間帯を迎えている
(1年サイクルの最長は、55週サイクルの10月第2週)
●果たして、7月からのドル高/欧州通貨安/円安トレンドは、
1年サイクルの「9月末/10月初旬」で、
ユーロドルの、週足連続陰線の途切れを合図に、ドル高一服となるか、
または、米長期金利上昇を背景に更なる、ドル高トレンドが継続するか、
●11週連続陰線の本日9月最終週、および来週10月第1週の
ユーロドルの1.0400台の下値の攻防に要注目
2023年9月29日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。
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