性悪説は危険 性善説が世界を良くする
性悪説は危険思考を生む
性善説と性悪説は辞書的には次の意味になります。
性善説
人の本性は善です。
これは「人には価値がある」を意味します。
性悪説
人の本性は悪です。
しかし、たゆみない努力・修養により善状態に達することができる、としています。
これは「人には価値が無い」を意味し、
自分の力で自分に価値を付けることが良いとされています。
多くの人は気づかないですが、これが間違った考え方の原点です。
✕たゆみない努力・修養により善状態に達することができる。
頑張って自分の力で自分を高めようとする行為は、
自分には価値がないので自分で価値をつけようとする
間違ったマインドセットだと判断しています。
こちらの記事をお読みください。
https://real-int.jp/articles/558/
「性悪説」「人には価値が無い」という考え方は、
優秀な人が国の支配層で
優秀ではない人を下級層に分類しようとする
社会主義や全体主義やグローバリストの思考の原点です。
世界の価値観は性悪説が優勢であり、ここに多くの問題の根があります。
性悪説の由来は聖書?
性悪説の概念は聖書由来だと思いますが、それは完全に解釈の間違いだと思います。
聖書に書いてある内容は
人が最初に創られた時は全くの善(性善説)ですが
その後、罪をおかしたことから、悪(性悪説)となります。
したがって、本来の聖書的解釈は、人はもともと善なので性善説です。
しかし、後天的に悪になりました。
性悪説を主張したことから混乱が生み出されました。
性悪説にしたことで「人には価値がない」という前提になり、次のような状態に陥ります。
✕宗教的
✕自虐的
✕修行は良いこと
✕自分の力で自分を高める
性悪説と性善説の比較で本質が分かる
性悪説と性善説を対比させると違いや本質が明確になります。
人には価値がない 人には価値がある
性悪説 性善説
仕事は苦役 仕事は天国のような環境を地上に創ること
自分の力で勝ち取る 天に生かされている
自分の力で自分を高める 使命に進む
頑張って価値を付ける 存在するだけで価値がある
修行 使命に進む
頑張る 自分の責任を全うする
自己卑下・自虐的 謙虚かつ自信
自然を支配 自然と調和(自然を正しく管理)
人生は辛い 人生は楽しい・心躍る
権威が欲しい 与えられた領域で権威がある
肩書・名誉が欲しい 肩書など無くても価値がある
依存 自立
国民は歯車 国民は自立し社会に貢献
社会主義 民主主義
グローバリズム 健全なナショナリズム
死ぬのが怖い 死は怖くない
正義という名の争い 和をもって尊しとなす
唯物的 唯物的ではない
欧米的 日本的
唯物的思考は性悪説・人には価値がない
唯物的な思考は性悪説なので、「人には価値がない」となります。
欧米のグローバリストが「性悪説」「人には価値が無い」「唯物的」であることから支配層と奴隷層の分断に陥ってしまったのも聖書の解釈間違いが原因なのかもしれません。
性善説「人には価値がある」の世界観は民主主義・良い意味でのナショナリズムの基本で
性悪説「人には価値が無い」の世界観は社会主義・グローバリズム・全体主義に導かれます。
ほとんど全ての人は「人には価値がある」と思っていますが、先の対比をみればわかるように深層心理では「人には価値がない」からくる価値観や思考パターンを持っている人が多いです。
成績が良いと褒め割りと叱る教育も「人には価値が無い」が根底にあります。
これは「性悪説」「原罪」の概念が強いからです。
聖書の3大間違った解釈
性悪説と性善説だけではなく聖書には全く正反対のことが書いてあるように見えることがあり、それが大きな混乱の原因になっています。
✕性悪説 〇性善説
✕修行が大事 〇修行は悪いこと(天とともに歩むことが大事)
✕仕事は苦役 〇仕事は天とともに天国のような環境を地上に創ること
この3つの間違った解釈が、人類に与えた悪影響は甚大です。
「修行は良いこと」と「自分の力で自分を高める」は同じ間違った考え方です。
自分の価値観にあったところしか見えないと確信を持って間違えることになったり、
聖書の言葉は全て正しいという視点で、深く考えず頭に詰め込むと思考崩壊、思考停止となります。
仕事に対する認識を間違えることで人生に大きな問題を抱えることになってしまいました。
仕事は苦役ではなく
他人を幸せにすることでお金をもらえ、
楽しいので遊びのようなものであり、
仕事自体が社会貢献となるものです。
仕事に対する認識の間違いは人を不幸にします。
仕事は苦役だと考えることで人生を破壊します。
支配層の大間違い
グローバリストなど支配層の中は、この間違った解釈3つを統合している人たちが多いようです。
「性悪説」
「自分の力で自分を高める」
「仕事は苦役」
これらを統合することで
「仕事をせず資本を拡大させることで自分が神になることを目指す」
と思い込んでいるのです。
仕事は人に課せられた苦役なので、仕事をしないことが神になる条件、という全くの勘違いです。
自分の力で神になろうとする考え方は
聖書の中で「一番忌み嫌われる者」の考え方と同じです。
自己啓発系の多くも宗教も、同じ悪影響を受けています。
思考停止の原因
同じ人の中に2つの価値観が同時に存在することが多いです。
頭の中に、
「人には価値がある」と
「人には価値がない」の
2つの相反する考え方が混在することで次のような状況に陥ります。
ロジック破綻
思考障害
思考停止
本質が理解できない
宗教化
思考が分裂してしまうのです。
結果的にマインドコントロールや洗脳されやすくなります。
聖書の言葉も正反対にみえる背反する価値観を取り込むことで、自分の思考が内部分裂してしまうのです。
宗教的とは、思考停止・形式的ということです。
実は頑張って勉強してきた人の中には宗教的に陥っている人が多いです。
宗教的に陥っているか、思考停止に陥っているかどうかは次の内容が理解できるかできないかで判断できます。
https://real-int.jp/articles/1680/
普通の人は簡単に理解できるのですが宗教的になっていると、どんなにが頭が良いとされている人でも理解不能という記事です。
人の基本3原則
誰も言っていないように思いますが
聖書が一番言いたいことの基本は「人には大事な価値がある」であり、
これを「人の基本3原則」と名付けました。
人の価値が分かると、人の本質がよく見えてきます。
聖書の視点では人は次のような存在です。(基本3原則)
① 人は愛されている存在・愛を動機とする
天に愛されている
(最高の動機)
②人は存在だけで価値がある
神に似せて創られた最高傑作
(最高のセルフイメージ)
③人には世の中を本質的に良くする使命がある
神の国を創る
(最高の目的)
日本の価値観が世界を救う
日本では財布を落としても戻ってくることが多い世界でも稀有な国です。
これは正しい価値観を持っている国なので誇って良いことです。
日本は性善説の方が優位であり、日本から世界を本来の価値観に戻すという使命があるといえます。
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