金(ゴールド)は2000ドルの大台を前に反落。米ドル売りには一旦、一巡感。
昨日は、グローバルでの金利低下の影響を大きく受けて上昇してきた金を筆頭に、商品にまとまった利食い売りが持ち込まれ反落。金は2000ドルの大台を前に反落となりました。
ポジションを縮小する動きは為替市場にも持ち込まれ、米ドルを買い戻す動きから、EURUSDで昨日安値1.1699、USDJPYでは昨日高値105.68を示現しています。
ただ、こうした動きは続かず、米7月の消費者信頼感指数が市場予想を下回り、さらに午後に行われた7年債の入札が好調だったこともあり、金利は反転下落となりました。
欧州時間の序盤に買い戻された米ドルは反落。USDJPYにも売りが持ち込まれ、3/13以来の105円割れである104.96までの下落となっています。
トレードポイント
米国では2日間の日程で開かれているFOMC( 連邦公開市場委員会 )が本日終了。
27:00に金融政策を発表後、FRB( 連邦準備理事会 )のパウエル議長が会見にのぞみます。
今週の展望のなかで扱いましたように、次回の9月会合で2023年までの長期見通しをだすことになりますので、今回の会合での政策変更等はなく無風通過でしょう。
ただ、それまでは、為替市場は様子見から小動きとみています。
TC30分でみますと、USDJPYは昨日夕方、短期線の上限(105.627付近)を超える瞬間がありましたが、30分足の終値で上回っておらず、売りサインはでていません。
足元の短期線上限は105.468付近ですから、気長に売りサインを待ちたいところです。
この1週間の為替市場の動き
最強上位からEUR(+1.04%)、CHF(+0.96%)、JPY(+0.72%)と続き、最弱は当然USD(-1.28%)です。
これら最強3通貨の共通点は、
(1)中銀がマイナス金利を採用
(2)経常黒字国(圏)である
という点です。
2月以降の急激な金利の低下、金融緩和から米ドルの魅力が薄れ、米ドルの価値が減価している構図が鮮明です。
以下のポジションが継続です。
●EURUSD☆☆☆
ポジション:1.17038のロング
ストップ:1.1495(←長期線の下限では遠すぎますが、今回の上昇局面、強いレジスタンスだったのが1.1500、こちらの割れに設定します)
●EURUSD☆☆☆
ポジション:1.1454のロング
ストップ:1.1500(←変更点、上げています)
現在のポジションサイズ、★~★★(★1個で口座内の証拠金使用率が6%)
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※TC=TwinCloud、SmartLogicFXのなかで頻用するインディケーター