世界一高い時計は?価値と価格
日本ではロレックスが人気ですが、時計には世界3大時計と呼ばれるブランドがあります。
(パティック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンチン、オーデマ・ピゲ)
ですが、最も高価な時計はグラフの「Hallucination」(幻覚)です。
www.watchmarvel.com
その価格は5500万ドルなので、日本円で55億円以上はするということになります。
2位も同じくグラフの「The fascination」です。
luxe.digital/lifestyle/style
こちらは4000万ドルなので、日本円で40億円以上です。
一般的に高価な時計というのは、一機1000万円すると言われるブレゲが開発した「トゥール・ビヨン」をイメージするかもしれません。
ですが、最も高価な時計は高機能、複雑な時計ではなく、宝飾時計になるようです。
3位にパティック・フィリップの「Grand master chime 6300A-10」が入ってきました。
こちらは2019年のクリスティーズオークションで、3100万ドルで落札されたそうなので、日本円で約31億円以上という価格です。
www.patek.com/ja
時計も宝石同様、最もサイズが小さい高価な資産と言えるでしょう。
宝飾時計が高価な理由は、すぐに想像がつくかと思いますが、複雑な機械式時計が高価になる理由は、その複雑さや希少性などを備えた「芸術性」にあると言っても過言ではないでしょう。
パティック・フィリップの「Grand master chime 6300A-10」も、一点ものとして作られており、価格的にも、例えるなら印象派の絵を常に身につけているようなものと言えます。
一方で、機能としての本来の時計としての価値、つまり時間を正確に測ることは、最近のApple Watchのようなデジタル時計の方が、性能が上と言わざるを得ないでしょう。
他にもApple Watchは電話やメールも送れ、心拍数などヘルスケアに関わるデータも計測でき、非常に多機能な時計となっています。
正直なところ、機能面において、どれほど複雑な機械時計でも、デジタル時計に勝ることはないでしょう。
そもそもスマホがあれば、時計自体不要、という風潮もあります。
今後も暫くはこの風潮は変わらないと予測されるので、複雑かつ高価な機械式時計というのは、芸術性や希少価値と言った、ある意味、時計本来の機能とは関係ないところで評価されていくように思われます。
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