汚染水海洋放出の真相を伝える
筆者は「海洋放出に賛成か反対か」という選択肢自体に、完全な違和感、喪失感を抱く。政府は福島原発の廃炉目標を「30年~40年後」としているが、デブリへの対処技術は現在も全く見通しがついていない。
中国地方融資平台の問題とは?
中国の人口減少が住宅価格の右肩上がりの推移を根本的に変えたことを考えると、住宅価格下落に絡むLGFVの不良債権問題は、利下げや流動性供給で本質的に解決せず、最終的に公的資金投入が必要になる。しばらくは、住宅価格下落による不良債権の増加に対しても弥縫策が繰り返されるとみられ、金融市場が一喜一憂する展開は続きそうだ。
ダブルデフレの中国に要注意
中国の不動産デベロッパーの経営不安は、さらに広がりを見せている。中国共産党の指示で仮に政府が国債や地方債を発行して景気過剰策を打とうにも、人民銀行が大量購入しないと市場金利が高騰するので、ためらわざるを得ない。もとより、量的緩和も大幅利下げも現実には困難だ。習政権は沈黙したままだが、このままだと金融の大混乱がやってくることになる。
ゾルタン・ポズサー(Zoltan Pozsar)【27】OPEC+=BRICs+となれば原油は予言どおりBRICSの支配下に!
南アフリカでのBRICS会議が終了、今後の動きが見えてきました。バイデン政権も頑張っていますが、ゾルタンの予想以上に進行しているようです。
財務省主導の経済政策なり
「骨太の方針」は次年度予算補正作業を進めるにあたって、その大前提となる枠組みのことだ。概算要求基準の策定からスタートする予算編成作業は、この方針に沿う形で行われることになる。
ピーター・シフ(Peter Schiff)3 現在の状況は1987年と類似、ブラック・マンデーの再来となる?
今回の金融危機は2000年の「ITバブルと似ている」と考えていました。ピーターによると1987年の「ブラック・マンデー直前に似ている」そうです。
米国株は25~33%下落してもおかしくない
米国株価は調整局面だが、下値の目処はどの辺りなのか。AIバブル下で割高になった米国の株価は25~33%程度下落してもおかしくない。
日銀政策修正で円安加速はなぜなのか
ドル高は7-9月期にピークアウトする可能性が高いと見ている。1ドル150円もあるかもしれないが、そろそろピークアウトし、130円方向に向かう確率も高いのではないだろうか。
露ワグネルのアフリカでの実態
サハラ砂漠以南の「サヘル地域」でのアフリカの情勢は欧米露中プラスワグネルによる一大争奪戦の大混迷に突入していくだろう。
中国経済の日本化は進んでいるのか?
「デフレ」に陥った中国経済に「日本化」の兆しが出てきたという指摘がある。日本経済は1990年代以降、30年余の停滞を経験したが、中国も今後、その日本と同様の経済停滞を辿るのではないかとの見方だろう。
ピーター・シフ(Peter Schiff)2 雇用は弱く、インフレが再上昇、需要は減り、株式は下落する!
難解なゾルタン・ポズサー氏の予言を分かりやすく解説してくれるのが、以前紹介したピーター・シフ氏です。「米国雇用統計の発表後」、以前の記事でピーターが主張していた「統計操作についての発言」が、英文ツイッター投稿では多くみられました。これ以外にも「彼の予想が的中してきた」ので、まとめてみました。
フィッチ・ショックは一過性か
今、日本株は米国株以上に下げている。これは、日本国債の格付けに対する不確実性が、見えにくいかたちで高まっている効果もあるのではないか。
キッシンジャーという世紀を跨ぐ怪人
ヘンリー・キッシンジャー。御年100歳。この御人(おひと)の世界のパワーバランスと、行くえを見定める異能は他に例を見ない。
湾岸アラブ産油国をめぐる動き
近年、サウジを中心に、GCC諸国は多元的な経済的つながりを積極的に構築している。こうした湾岸アラブ産油国が今後、米国との関係をどうするのか、国際社会の勢力バランスを見る上で、これまで以上に注目される。
米国の財政悪化からみて格下げは妥当
景気悪化懸念が和らいでいることによる長短金利逆転の解消への動き(長期金利の大幅上昇)に加え、財政悪化による米国債利回り上昇が金融市場を動揺させる可能性がある。
ゾルタン・ポズサー(Zoltan Pozsar)【26】フィッチによる米国国債格下げで脱ドル化は進展、インフレ目標は3%に!
「フィッチによる米国債の格下げ」は、実は「ゲーム・チェンジャー」となる可能性が出来てきたので、記事にまとめてみました。
円上昇は線香花火で終わりなのか
YCCの形骸化が進んだことで、インフレ関連指標の上振れ時には次の一手として、マイナス金利撤廃や利上げへの期待が高まりやすくなった。特に、今回のYCC修正に際し、日銀が先回りして動く機運を強めたことは重要である。
大増税が迫っているサラリーマン世帯
高いベースアップ(べ・ア)で一時に安堵しているサラリーマン層は間もなく、地獄の沙汰と化していくことを肝に命じなければなるまい。
クレディスイス破綻 金融の闇の衝撃
大手、名門、老舗の金融機関クレディスイスが破綻、買収され金融神話が崩れました。金融全体の信任が低下したことで新金本位制が注目されている側面もあるのでしょう。
ゾルタン・ポズサー(Zoltan Pozsar)【25】脱ドル化は進むが、円安も変わらず?
波乱を呼んだ日銀会合も終わり、週末に英文記事を読んでいたのですが、色々と新たな動きがあったので、記事にまとめてみました。
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