本日週末のシカゴ市場の終値に要注目

シカゴ小麦(週足)サイクル 分析

上記のチャートは、シカゴ先物市場の小麦の週足である
●リクエストにより、シカゴ小麦を取り上げてみたい。
●シカゴ小麦は、22年2月、ロシアのウクライナ侵攻による、
ウクライナ産穀物の輸出懸念から、1425ドル(22年3月)まで、
わずか数週間で300%近い急騰となってトップアウト、
●その後、573ドル(23年6月)まで852ドルを下げ、
16年9月安値359.50からの上げに対する76.4%押し達成、
価格面は、ウクライナ侵攻前まで下げて沈静化していたが、
今週、ロシアのウクライナからの穀物輸出協定からの離脱表明を受け、
再度、750.75ドル(7/20)まで急騰してきた、
●当面の上値ポイントは、20年以降、価格帯の分水嶺となってきた
(最適化した)先行帯の上限、761.50ドルの攻防である
●仮に、この反騰で、週終値で、761.50ドル(先行帯上限)を明確に突破すると、
テクニカル面は、再度強気転換を確認、
次なるポイントの「898.71-1099.78ドル」(22年3月高値からの下げに対する38.2%-61.8%)に向けた反騰再開シナリオが浮上する
●時間面では、シカゴ小麦は、週足サイクルとして、
2つの29-32週(7ヶ月)サイクルからなる58-61週(1年2ヶ月)サイクルが
重要な中期天底を形成、
今回22年2月の急騰局面も、21年1月から61週目の22年3月(1425.25)が
1年2ヶ月サイクルの重要転換週となって下げに転じたが、
これが有効なら、次なる7ヶ月サイクルの重要な安値は、
9月第2週(9/18-22)‐10月第1週(10/2-6)に到来することになる
●果たして、今週の、ロシアのウクライナからの穀物輸出協定離脱を材料に、
次なる7ヶ月サイクルボトムの9月末/10月上旬を待たず、
週終値で、761.50ドルを突破、本格反騰が再開するか、
本日週末のシカゴ先物市場の終値に要注目
2023年7月21日 のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。