豪ドル円は押し目買い継続

豪ドル円(週足)サイクル分析
1年5ヶ月サイクルで、61.8%押しを達成。
75週移動平均/先行帯下限に下値を止められて上げに転じてきた。
中期上昇(リスクオン)相場再開の可能性を注視。

上記のチヤートは、豪ドル円の日足である。
豪ドル円は、20年3月安値59.82から、小勢一相場7円(7.77/7.59/7.68)の三段上げで78.46(20年8月)まで18.64を上げた後、
73.11(10/30)まで押しを入れ、ここからの中勢二段目は、一相場3円(8/24日足値幅分析参照)からなる7.81/6.63の二段上げで85.81(5/10)まで12.70を上げた後、
リスクオフのクロス円の売りに、77.87(8/20)まで7.94を下げ、10/30安値73.11からの中勢二段目の上げに対する61.8%押しを達成。
(最適化した)先行帯下限と75週移動平均(太線)に下値を止められ反転、80.38(8/30)までリバウンドして来た。
当面のポイントは、下値は、
78.15(75週移動平均)、
77.87(8/20)、
77.49(先行帯下限)
が重なる「78.15―77.49」が重要な下値抵抗。

77.49を割り込めば、76.10(同76.4%押し)から73.11(10/30=中勢二段上げの起点)まで下値余地要警戒だが、割り込まねば20年3月からの上昇トレンドは依然有効である。
上値は、先々週の下離れ陰線「77.88―80.88」を切り返し、終値で81円に乗せてくると下げ一巡を確認。
まずは「81.09-81.86」(一相場3円の上値めど)、
次に84-85円(一相場6.63-7.88の上値めど)、
85.81(5/10)突破で、
90.57(一相場12円の上値めど)から91.75(中勢一相場18円の二段上げ)に向け上値余地が開ける。
時間面では、豪ドル円は、週足サイクルとして、2つの36-39週サイクルからなる73-76週(1年5ヶ月)サイクルが重要な中期天底を形成。
今回も、21年12/27高値から73週目の5/10(85.81)が1年5ヶ月サイクルの重要転換週となって下げに転じたが、20年3月安値59.82から75週(1年5ヶ月)目の8/20(77.87)で下値を止められ上げに転じてきた。
この時間構成が有効なら、1年5ヶ月サイクルで、61.8%押しを達成。
75週移動平均で下値を止められた豪ドル円は、再度77.87(8/20)を割り込まず、先々週の陰線「80.88-77.88」を切り返し、終値で81円に乗せてくると、中期上昇(リスクオン相場)再開シナリオが有力になってくる。
時間面を重視するなら、短期中期共に、77.87(8/20)、または77.49(先行帯下限)割れをストップに、押し目は買いとなる。