米10年債利回りは上昇 一時1.73%へ

4月2日金曜日のNY市場はグッドフライデーの祝日のため、株や商品は休場。
米国債相場は大幅安。米雇用統計が市場予想よりも強い内容となり、市場が織り込む利上げ開始時期が早まるとの思惑から売りが膨らんだ展開。
米10年債利回りは一時1.73%まで上昇。市場参加者の米金利に関する見通しも強気派が増えてきています。
「グレンミード・インベストメント・マネジメントの債券担当ディレクター、ロバート・デーリー氏は「金利は上昇を続けるだろう。経済再開のペースが加速し、雇用創出が実を結んでいるため、金利は上昇を続けて当然だ」と指摘。「5年債と7年債が最も売られやすい」とし、短期債利回りも「上昇し始めるだろう」と続けた。
出所 Bloomberg
一方、前日4月1日の米国債利回りは下落しています。
友人によれば、1日の米債市場では、本邦機関投資家の債券買いが持ち込またことが、米債利回りが下がった一番の要因であるとのこと。
こうした場合、翌日以降、それに関連したドル買いがでてくることが多いのですが、実際2日のドル円は底堅いまま。
なかなか111.00円を超えてこないため、週末を控えて110.00円割れがあればドル円のlongを増やそうと考えていたのですが、ドル円の安値は110.38円どまりで下げ渋り。
先週の月曜にマーケットの話題をさらったアルケゴス関連の損失ですが、「Goldmansachs、Morgan Stanley、野村、クレディ・スイス」以外にも三菱UFJやみずほ銀行の名前まで飛び出し、未開示の金融機関からさらなる混乱も懸念されましたが、週の後半は落ち着いた動き。
シンプルトレード掲示板に添付したのは主要通貨の過去1週間の対ドルの騰落率。

ドルに対して下落しているのは、変わらず日本円。一方、対ドルに対して値を上げているのがkiwi。
AUDUSDは0.7605レベルで引けており高値から400 pips近く落ちています。個人的には中期のAUDUSDに対する強きのスタンスは変わらないので、今週は再び豪ドルをlongにするチャンスを模索する予定。
狙う通貨ペアはやはり対円の豪ドル円でしょうか。