キウイ円 3波目の下げに備えを
NZドル円(週足)値幅/サイクル 分析
上記のチヤートは、NZドル円(キウイ円)の週足である、
●NZドル円は、コロナショック安値20年3月59.49円から、
一相場12.51/11.58/12.80/12.08/11.32円の五段上げで、
99.04円(24年7月)まで上げ、
00年10月安値41.97円から07年7月高値97.80円までの上げ大台50円(55.83円)に続く、
09年2月安値44.24円からの大台50円(54.78円)の二段上げを達成してトップアウト、
●当局の介入を機に、20年からの円キヤリートレードを主導してきた豪ドル円とともに、
クロス円の投げ(巻き戻し)に83.07円(8/5)まで、一気に、15.97円を下げ、
20年3月安値59.49からの上げに対する38.2%押しおよび、200週移動平均が重なる
83.07(8/5)で下げ止まり自律反騰、
7月高値99.04円からの下げに対する50%戻り91.05に接近する90.99円(8/29執筆時点)
までリバウンドしてきた
●当面のポイントは、91.05(50%戻り)がポイント、
91円どころを超えてくれば、その上92.13(40週=200日)移動平均から
92.93(同61.8%戻り)まで上値余地だが、
円キヤリートレードが再開しない限り、91円―92円台の上値抵抗ゾーン突破は簡単ではない
●時間面では、NZドル円は、週足サイクルとして、
2つの58-65週(1年1-2ヶ月)サイクルからなる117-123週(2年3ヶ月)が
重要な天底を形成、
今回も、23年5月高値から60週と、22年4/20高値87.36から117週目が重なった
7/10(99.04円)が2年3ヶ月サイクルの重要転換週となって下げに転じてきた
●当面は、戻り高値を確認する局面にあり、
しばし、92円台(200日移動平均)と83円台(200週移動平均)を上下限に
持ち合う可能性もあるが、
時間面からは、このリバウンドの後の、3波目の下げに備えたい局面である
2024年8月29日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。