米雇用統計後の市場の動き

米雇用統計後の動き
昨日の米国時間に発表された雇用統計の後は、米金利は上昇。為替市場では主要通貨に対して米ドルが買われ、USDJPYで昨日高値106.50、EURUSDでは同1.1781を示現しています。
ダウはザラ場で一旦前日比の上げ幅を240ドルまで拡大。ただこうした動きは続かず、一転620ドル安まで下げ幅を広げるなど、依然不安定な値動きが続いています。
この雇用統計発表を受け、FRBパウエル議長が「本日の雇用統計は良好な結果。ただ雇用の回復には長い年月がかかる。低金利の長期化が必要」と述べていますが、市場反応は限定的でした。
米国時間の午後に入りますと、週明けの月曜日、カナダを含めた北米市場はレーバーデーの祝日で休場でもあり、売買を見送る市場参加者も多く、動意に乏しい展開となり引けています。
トレードポイント
一昨日から続く、米株の高値波乱ですが、英FT紙や米WSJ紙が「ソフトバンクGの数十億ドルのオプション購入」を伝えています。
それをまとめた日経電子版の記事がこちら
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63492230V00C20A9000000/?n_cid=SNSTW001
この動きのなか、テスラやアップルは引けでは戻したもの、前日比の下げ幅を一時8-9%まで拡大。VIX指数も依然30.75と高く、不安定な相場は来週以降も続きそうです。
来週の月曜が北米市場が休場ということもあり、終わってみれば主要通貨は前日比ではほとんど動いておらず、来週は大きな動きは火曜以降に期待といったところでしょうか。
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