ドル円の節目は136.52円レベル

早いもので、今週火曜日は月末。今年も、もう2ヶ月終了。そこで月末の足をチェックします。単純なロウソク足ですので、ご自身でドル円の月足をチェックをお願いいたします。
ドル円は昨年10月にトップアウトして3ヶ月連続で陰線をだし続落。この10月からの反落は個人的にも結構しつこくドルショートにしていました。
そして129円レベルからの反発もある程度想定していてロングにはしていましたが、想定外だったのはそのスピード。
130円±2円程度のレンジが長かったため、ロングはあまり引っ張らなかったのですが、あっという間に136円台まで駆け上がってしまいました。
そのドル円の急騰のドライバーは米2年債利回りの急騰。
既報のように米2年債利回りが5.00%程度まで反発する可能性があると想定していましたので137.00円レベルまではあるとしていましたが、米2年債利回りの4.80%程度までの反発でドル円は136.50円レベルまで反発していますので、米2年債利回りが5.00%レベルまで続伸すれば、ドル円はさらに上がることになります。
では、どこまで上がるのか?
シンプルトレード掲示板に添付した画像はドル円の日足。38.2%戻しが136.67円。
ドル円 日足チャート

先週金曜日の高値が136.52円ですので、ほぼこのレベルまで到達しています。
仮に米金利が続伸すれば、50%までのリトレースを想定できますので、139.59円まで反発することになります。
既報のように月末のフローが実際ドル売りであれば、週初にドル円が調整で下がる。そしてそこがドル円の買い場ということになります。
一方、個人的に少し調整しないといけないと思っているのが、中期でのコモディティ通貨に対する強気なスタンス。
チャンスがあれば、中期の見通しに沿ってコモディティ通貨を大きくロングにしようと想定しているのですが米株の下落見通しと相反するため、株が反落するとオセアニア通貨のロングはヘッジせざるを得なくなります。
Morgan Stanleyは中期では株安、ドル安の見方のようで、友人にそのロジックを説明してもらいましたが個人的には腹落ちしなかったので、実践に活かせず。
(株安であれば、いまのところ株安、ドル高がしっくりするわけです。)
結果、米2年債の行方を横目にドル円は38.2%を超えられると判断すればドル円は押し目買いをする予定。
月末のドル売りが持ち込まれ、ドル円が38.2%を超えられなければ、短期ではショートにするかも知れません。
つまりこの136.52円レベルは、ドル円の節目であるといえます。
一方ドル金利が続伸すれば、米株は反落するでしょうから、長期の見方とは相違しますが、 オーストラリアドル はショートにせざると得ないというところでしょうか?
既報のように今年すでに2ヶ月経過したとも、いえますが、あと10ヶ月も残っていると考えています。
この間には去年のドル円や、EURCHFなどのようにトレンドがわかりやすい相場が来ると思っているので、それまではちょっと我慢でしょうか?
西原宏一のシンプルトレードの一部を抜粋してお届けしています。
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