ドル円145円台の現状

昨日の東京時間のUSDJPYも実需筋のドル買いに支えられ底堅く推移、ロンパチ(通称ロンドン朝8時の値決め、注)に向けその前後で昨日の高値をつけています。
(注)通常、ロンパチは投信などの設定に使われることから、対円では概してドル買いとなることが大半。
その後は目立ったイベント等がないなか一昨日と同じ展開からドルは急反落。USDJPYで昨日安値145.32、EURUSDでは同高値1.0096、GBPUSDでも同高値1.1599を示現しています。
トレードポイント
昨日の場合、金利の低下はわずか、利上げの織り込みですが、今年末付近ではほぼ変わらず、23年半ば以降ではかなり利上げの織り込みを縮小(≒利下げを織り込む)し始めています。
ドルの動きとほぼ整合的ですが、さて、USDJPYの10/27の安値145.11が迫ってきました。
こうした金利や利上げの動向を加味しないミセスワタナベ(日本人の為替投資家の総称)であれば、先月151円台をみているわけですから、145円台はバーゲンハンティングの場です。
今回の145円台はどうか?状況は少し違うように思えます。
今週の展望のなかでも指摘しましたが、9兆円を超える円買い介入で当面かなりの貿易赤字から発生する円売りを吸収した可能性は確かでしょう。
今すぐに145円を割れると想定はしませんが、今週であれば明日の米CPIの結果が下振れることがこの水準が決壊するドライバーになるかもしれません。
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