ドル高の修正

先週末、リアルインテリジェンスYouTubeで解説しました。
ぜひご覧ください。
【続編】世界の利上げの波 終わりに近づく? ドル安へ
ドル高の修正
ドル高の修正という意見がふえてきています。
ブルームバーグが調査した報告によれば、
「ドル高は米経済見通しにマイナスの影響を及ぼす可能性が高く、米金融当局が最終的に金利をどこまで引き上げるのかを変える可能性もあると、。エコノミストの半数近くは、ドル高による国外への影響が向こう18カ月に米国に舞い戻ってきて金融政策に影響を及ぼす可能性は、幾分か高い、もしくは非常に高いと」回答した。ドル高はいかなる影響も及ぼさないだろうと答えたのは全体の28%にとどまった。40人を対象とする今回の調査は、10月21-26日に行われた。
Appleのティム・クックもドル高について不満を述べています。
「アップルの売上が増えていないのは、為替のせいだ」クックCEO発言
iPhoneの販売数増加のペースがこれまでで最も遅くなり、2003年以降で初めてとなる総売上の減少も予測されたアップルの決算報告。ティム・クックCEOはその理由を、ドル高と為替変動とした。
アップル最高経営責任者(CEO)のティム・クックは1月26日(米国時間)、アナリスト向けの決算報告電話会議を、誰もが知りたがるiPhoneの新しい性能ではなく、外国為替市場という話題から始めた。
彼は、アップルの売上がそれほど増えていないのはドルのせいだ、と説明したのだ。
「アップルの売上げの3分の2は米国外から来ています。したがって、為替相場の変動はわれわれの業績に重大な影響をもたらします」とクックCEOは語った。
Wired
インフレを抑制するために、徹底的に金利を引き締めるという方針に変更したパウエル議長ですが、それによる急激なドル高に不満の声が高くなってきています。11月2日のFOMCでは0.75%の利上げが織り込まれていますが、問題は12月以降。
一方11月1日(火)にはRBAが予定されています。
RBAは10月、利上げ幅を0.25%に縮小し、マーケットを驚かせました。
それに先週カナダ中銀が追随しています。
11月のコンセンサスは0.25%の利上げ予想。直近のインフレ率は高騰しており、オーストラリア4大銀行の1つWestPac銀行によれば、「0.5%の利上げ」と予想しています。
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