欧州通貨の買い戻し続く

BOE(イングランド銀行)の国債買い入れ発表後のポンドを筆頭に欧州通貨の買い戻しが継続、GBPUSDで昨日高値1.1119、EURUSDでも同0.9815を示現しています。
こうした強烈な買い戻しが続く背景ですが…。
- 単純に行き過ぎた投機の巻き戻し
- 月曜の朝、つまりマザーマーケット以外の行き過ぎの反動
- BOEの英国債買い入れ発表
- 一部、過剰ヘッジの買い戻し
- オプション市場のネガティブガンマの買い戻し
- 月末のリバランス
今朝の日経電子版が「年金危機、瀬戸際の回避」で伝えるところでは、LDI(ライアビリティ・ドリブン・インベストメント)の運用戦略が破たん寸前で回避されたとしています。
複雑な金融派生商品で英国債を運用する年金基金が、英国債の急落で瀕死の重傷を負う直前、BOEの発表で破たんを回避できたということです。
筆者の守備範囲外で恐縮ですが、要は状況としては何でも叩き売り現金化する流れがクライマックスとなる状況だったのかもしれません。
すると今の動きは行き過ぎから正常化する動き?ただBOEの買い入れは10/14までの時限的な措置で、BOEの英国債の市場売却も延期されただけで10/31には始まります。
行き過ぎの反動だと考えれば、欧州通貨の買い戻しが続く可能性もあります。
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