ユーロドル 下値リスク拡大を警戒

ユーロドル(日足)値幅/サイクル 分析

上記のチヤートは、ユーロドルの日足である、
●ユーロドルは、21年1/6高値1.2349から
22年1月安値1.1119まで0.1230を下げた後、
2/10高値1.1494からの中勢二段目は、
0.0691/0.0837の二段下げで
1.0347(5/13)まで0.1147を下げたあと、
1.0787(5/30)からの中勢三段目は、
パリテイーを割り込み
0.9949(7/14)まで一相場0.0838を下げた後、
予想通り、1.0368(8/10)まで0.0419を上げて
再度下げに転じてきた(7/21レポート参照)
●次なる下値めどは、
「0.9530-0.9764」(下げ一相場「0.0604-0.0838」の二段下げ)と、
「0.9557-0.9640」(中勢下げ一相場「0.1147-0.1230」の三段下げ)が重なる
「0.9530-0.9764」
その下はユーロ発足後の最安値0.8227(00年10月)まで
大きな節目は見当たらない
●時間面では、ユーロドルは、日足サイクルとして、
2つの122-137日(6ヶ月)サイクルからなる
261-264日(1年)サイクルが重要な天底を形成、
これが有効なら
8/10高値1.0368を起点とする下げは、
最長次なる1年(261-264日)サイクルボトムの
11月(11/23-28)まで下値余地を残している
(11月は、NY原油の次なる2年10ヶ月サイクルトップ(8/18NY原油レポート参照)とも重なる注目の時間帯である)
●ロシアのウクライナ侵攻による地政学リスクの長期化は、
11月に向け更なるユーロ安ドル高相場に発展するか、
上記分析が有効なら1.0368(8/10)を切り返さない限り
戻りは売りとなる
2022/8/23のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。