米CPI上振れドル円138円乗せ

米6月のCPIの結果
・6月米国 消費者物価指数(前月比)1.3%(予想 1.1%・前回 1.0%)
・6月米国 消費者物価指数(前年比)9.1%(予想 8.8%・前回 8.6%)
インフレはピークアウトするどころか、着実に高進を続けています。
この発表を受け、7/26-27のFOMCでの100bpの利上げ確率が75%まで拡大、USDJPYが昨日高値137.86を示現、EURUSDは一旦買い戻し優勢のなか1.0122まで上伸後は反落を鮮明としています。
CPIの発表から1時間後、バイデン大統領が記者会見を開き、「6月CPIは古い情報、最近のガソリン価格は下落している」と火消しに躍起となっています。
カナダがサプライズの 100bp の利上げ
BOC(カナダ中銀)は、市場予想の75bp(0.75%)の利上げを上回る100bpの利上げを発表しています。
RBNZ(NZ準備銀)の50bpの利上げに始まり、米CPIの上振れ、BOC(カナダ中銀)の100bpの利上げという一連の動きを受けた金融市場の反応ですが…。
WSJ紙のFEDウォッチャーであるニック・ティミラオス氏は、これでFRBはCredibility(信頼)回復にために利上げ幅の拡大を余儀なくされるだろうとしています。
昨日ほどの注目度はありませんが、本日は米国で6月のPPI(生産者物価指数)の発表が予定されていますが、前月より鈍化する前年同月比で+10.7%が予想されています。
為替市場に対する見方は変わらずドル買い、USDJPYを押し目買いするか、EURUSDをさらに売り増すか検討中です。
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