ユーロは一段安へ

資源国通貨主導でクロス円が大幅下落
世界景気減速⇒原油消費量の減少⇒原油先物価格の下落、こうした波及経路から、昨日は原油先物価格がアジア時間の111.45から欧米時間にかけて97.43まで急落しました。
RBA(豪州準備銀)の利上げという材料出尽くしも手伝い、資源国通貨主導でクロス円が高値圏より大幅反落となりました。
EURUSDが1.0340/50のサポートを割れ、グローバルの投資家から売りを浴び、2002年12月以来の安値1.0235まで下落、EURJPYも6/16以来の安値138.95を示現しています。
景気減速を織り込み、米国では10年債金利が2年債金利を下回る逆イールドが6/13以降では再び発生しています。
EURUSDは一段安か?
欧州でのインフレ高進から、ECB(欧州中央銀)の年内約8回弱近い利上げを織り込んでいましたが、昨日は5.6回程度まで縮小、ユーロ売りを後押ししています。
現在の金利は米>欧州ですから、EURUSDを買い建てるとマイナスのスワップが働き、超長期では持ちこたえられません。
これを無視しても、EURUSDが2002年12月以来の安値を更新したことで、EURUSDロングで評価益の投資家は世界でほぼ皆無(皆評価損)ということになります。
このように詰めますと、EURUSDの一段安、または年後半に向けたパリティ(1.00)割れに視界良好とみえてきます。
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