日経平均 調整入りシナリオ

日経平均株価(日足)サイクル 分析

●日経平均は、20年3月安値16358円から中勢一相場7000円(7367円/7766円)の
二段上げで30714円(21年2月)まで上げた後、
26954(21年8月)まで押しを入れここから再度上伸。
2月高値30714円を突破30795まで上値を拡大したが、続伸できず。
●2月高値30714円と9月高値30795円で二番天井を形成。
●その後三角持ち合いを続けてきたが、
ついに、三角持ち合いの下限、75週移動平均、および、
最終ラインの二番天井の底辺(ネックライン)の26954円(21年8月)からなる
下値抵抗ゾーンを明確に割り込み、
26405円(1/27執筆時点)まで下値を拡大。
これにより、チヤート面は二番天井の完成(トップアウト)を確認した。
●次なる下値めどの25945(20年10月安値22948からの中勢二段目の上げに対する61.8%押し)、
次に、25230(20年3月安値16358からの上げに対する38.2%押し)、
25000円を割り込むと23576(同50%押し)を順次試す調整入りシナリオが浮上してきた。
●時間面では、日経は、日足サイクルとして、
2つの72-82日(3.5ヶ月)サイクルからなる
143-156日(7ヶ月)サイクルが重要な天底を形成。
今回も、9/14高値から82日目の
1/5(29388)が3.5ヶ月サイクルの重要転換日となって
トップアウトしてきた。
これが有効なら、
1/5を起点とする調整は、最短、
次なる72-82日(3.5ヶ月)サイクルボトムの
3月(3/10-24)まで継続する可能性がある。
●本日早朝、米FOMCで3月利上げを示唆。
長期金利上昇を受け、ドル全面高となってきたが、
日米株価調整が続く限り、リスクオンによるクロス円買い/ドル円買いの可能性は小さく、
もう一段の日米株価調整のリスクオフシナリオからは、
クロス円/ドル円ともにここが売り場となる可能性がある。
2022/1/27のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。
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