ドル円115.00円のバリア

17日の米国株は反落
インフレが世界的な景気回復への向かい風となり、中央銀行が想定より早期の利上げを強いられるとの懸念が台頭していることが材料視されているとの報道がめだちます。(いまさら そうかという疑問は残りますが。。)
米国債利回りは低下。10年債利回りは1.64%から1.58%へ反落。
米住宅着工件数が予想外に減少したことなども加わりドル円は反落。
米戦略石油備蓄放出の可能性が意識される中、ニューヨーク原油は約6週間ぶり安値となった。
115.00円の攻防に注目
ドル円 の115.00円という節目はバリアがあるという噂もありますが、米系短期筋は、115.00円ブレイクを狙っている展開。ブレイクすれば、円安トレンドがより鮮明に。
今回の115.00円トライでも結局、115.00円のバリアが突破できず、114.70円をクリアにブレイクしたことで、bull trapとなり、ドル円反落。
Demarkの週足は引き続き、調整を示唆。昨日115.00円をこえていれば、テクニカルは好転したのですが、indicatorの示唆の通り反落。
ご質問にもいただいたのですが、僕は一度方向性を決めるとかなりポジションを長期にもつことも多いのですが、今回のドル円のように週足は調整を示唆していますが、ファンダメンタルズは円安示唆に加え、長期では週足以上の足が上昇を示唆しているときのトレードはわりとばたばたしています。
シンプルにいえば、基本円安志向なので、115.00円を超えて円安にはずみがつく可能性がある場合はドル円のlongはキープしていたい。
ただ週足のDemarkがwaringを発しているので、高値ではいったんlongをスクエアにしておきたい。Demarkのサインだけから判断すれば、ドル円は115.00円越えでshortにするべき????
こうした中、欲深くどちらも取ろうとするので、longにするわりには、反落を警戒して即スクエアにするという「ばたばた」のトレードが続いています。
AUDドル
AUDドルに関しては基本弱気なまま。ただ天然ガスが冬季に向けて反発すれば、AUDは反発する局面もあると想定しています。
ただ、昨日は天然ガスは反発したにも関わらず、AUDは反発せず。
原油が弱くて、天然ガスが強い。
では、AUDCADの買いですか?と連想するのですが、AUDCADも反落。この流れからすれば、AUDは自分が想定しているより弱いかもしれません。
西原宏一のシンプルトレードで配信された内容を抜粋しています。
シンプルトレードでは、西原宏一がもったポジション詳細を配信しています。
【関連記事】
チーフディーラーNISHI:Part1
毎日FXのメルマガを配信している「西原宏一さん」ってどんなひと?という読者の方の声を時々聞くことから、メルマガを読んでいくうちに西原さんとという人物について興味を持たれた方も少なからずいらっしゃるようです。今後不定期で、ネタの続く限り西原さんの過去と現在を紹介していきたいと思います。
https://real-int.jp/articles/1039/